危険物 甲乙共通

【甲種・乙4】危険物の完全燃焼の「化学式」の命名法

2022-12-02

こんにちは、乙4と甲種・危険物に合格した主婦です(化学系卒)。

完全燃焼の勉強をしたときにまとめた「命名法のメモ」を載せますね。化学を全部忘れていたので、一から勉強しなおしました。

完全燃焼の「係数の計算」はこちらに記事を書いています。

完全燃焼の化学式は覚える

完全燃焼にでてくる化学式は有機化合物(炭素原子がメインの化合物)なので、有機化学で習う命名法であるていど覚えることができます。

覚え方は、基本の炭化水素「アルカン」(直鎖・単結合)を覚えて、そこから派生して覚えていきます。

「アルカン」 → 「アルコール」
「アルカン」 → 「アルケン」「アルキン」
「アルカン」 → 「 + 官能基」

私が勉強したときのメモ(2枚分)を載せますね。
※ レイアウトの都合で示性式と分子式が混ざっています(示性式・分子式の意味は最後に記載)

私のまとめメモ

有機化合物の命名法、アルカン、アルケン、アルキン、アルコール
危険物の化学式、アルデヒド、カルボン酸、ケトン、エステル、エーテル

↑ 命名法について、私がまとめたメモだとこんな感じです。なんとなくわかるでしょうか?

気体の「メタン、エタン、プロパン、ブタン、エチレン、アセチレン」は危険物ではありませんが、「物化」の問題にでてくるので覚えます。

「アルカン」の補足

危険物の化学式、アルカン

メモに書いた「アルカン」は、危険物によくでてくる「Cが1~4個(メタン~ブタン)」までです。

それ以上(「Cが5個」以上)の「アルカン」はあまりでてきません。でてくるのは、甲種だと「性消」のほうでヘキサン(Cが6個)(4類の第一石油類)がでてくるくらいでしょうか。

4類の表、ノルマルヘキサン
4類の表の一部

※ 「ノルマル( n- と表記したりもする)」は直鎖(C がまっすぐ並んでるもの)

また、めったにない問題ですが(たしか乙4の問題だったと思う)、ガソリンの成分を問う問題でオクタン(Cが8個)の名前は見たことがあります。ガソリンの成分は「Cが4~10程度の炭化水素」なので、選択肢に「ガソリンはオクタンなどを成分とし…」みたいな文章を見かけました。車好きの人にはおなじみのオクタン価のオクタンです。

一応、Cが10個までのアルカンを書きますね。

「アルカン」
Cが 1個 メタン
Cが 2個 エタン
Cが 3個 プロパン
Cが 4個 ブタン

Cが 5個 ペンタン
Cが 6個 ヘキサン
Cが 7個 ヘプタン
Cが 8個 オクタン
Cが 9個 ノナン
Cが 10個 デカン

化学式の補足

「~式」について

・示性式(官能基をまとめた形)(酢酸だと CH3COOH)
・分子式(酢酸だと C2H4O2
・組成式(比率を表す)(酢酸だと CH2O)
・構造式(図)
「化学式」はこれらなどの総称です

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