こんにちは、敏感肌のアラフィフの主婦です。
高濃度ナイアシンアミドの美容液を薄めて使ったら、ニキビができてしまいました。
調べたところ、ナイアシンアミドが原因と分かったんですが…
それと同時にナイアシンアミドの良い効果がすぐに出てしまい、使い続けることにしました。
また、いくつか注意点を発見したのでご覧ください。
ナイアシンアミドが原因なのか？ 他の可能性は？
ナイアシンアミドは刺激が少なく敏感肌でも使えると言われています。
しかし、いきなり高濃度だと荒れてしまう人がいるようで、最初は薄めて徐々に濃度を上げていくのが良いとか。
私は肌が弱いので薄めて使っていました。しかし、薄めてもニキビ（小さな白いプツプツ）が発生。
食生活やホルモンバランスの影響も考えましたが、私の場合は美容液を付けるとニキビが現れて、半日経つと小さくなり、付けるとまた大きくなって更に増え…を繰り返しました。明らかにその美容液が原因です。
私は混合肌の敏感肌で、合わないものが「エタノール」「油分」「物理刺激（パック）」です。使用した美容液はエタノールも油分も入っていません。どうも、ナイアシンアミドが怪しそうです。そこで検証することにしました（後述）。
ナイアシンアミドで荒れる人がいる
実はナイアシンアミドで荒れる人が結構いるようなんですね。
化粧品開発のYoutuberさんが、ナイアシンアミドは高濃度だと荒れる人がいると言っていました。その人自身も高濃度だと荒れて低濃度だと荒れないとか。
普通は徐々に濃度を上げていけば大丈夫なようですが、人によっては薄めてもダメだとか。
ナイアシンアミドは刺激が少なくて安全ですが、やはり体質次第なんだと感じました。
私が普段使っている化粧水や日焼止めには少量のナイアシンアミドが入っています。しかし、それらでは荒れません。
私の場合はナイアシンアミドの濃度が問題かもしれません。
他に怪しい成分は？
私が使った美容液の成分で怪しいのは「ガラクトミセス培養液」でしょうか。調べると、これでニキビや荒れている人を発見しました。
「～培養液」は何の成分が入っているか具体的に分からないので、敏感肌の人は避けられるなら避けた方がいいようです。
私のニキビの原因はこの2つのどちらかということで検証を始めました。
私の検証
さて、私のニキビの検証です。
ナイアシンアミドとガラクトミセス培養液の単体の原材料を購入しました。
買ったのはこちらです。どちらも1000円以下。
ナイアシンアミドの検証
ナイアシンアミドの粉を精製水に溶かして10%水溶液を作り、更に使用時に薄めて使いました。
使用量は500円玉大。500円玉大の量はメーカーによって1.5ml～5mlと差があったので、とりあえず3mlで検証しました。
2%だと少し乾燥し、5分後にニキビが7個発生。やっぱりナイアシンアミドが原因だったようです。
次に1%で検証。前日の2%水溶液で出きたニキビが再び大きくなります。しかし、1%で朝晩続けるとあまり出なくなりました。ただし、うっすら小さいニキビがたまに出ます。
また、1%でも使用量を半分にすると、他に重ねる化粧水や乳液で薄まるのでわりと大丈夫でした。
私の場合は1%未満で使うのが良さそうです。
ナイアシンアミドの効果がすぐに出た
1%を付けた初日は、乾燥する感じが多少あり、肌のベタベタが抑えられました。私の場合は1%でも皮脂抑制効果が出ているようです。
数日使用すると、鼻の毛穴の黒ずみが薄くなり、たるみ毛穴も少しふっくらしました。1%でも効果が明らかに出ています！ アラフィフの肌がふっくらしてビックリ。
効果が早く出過ぎてビックリしましたが、考えられる理由が2つあります。
効果が早く出た理由
一つは、敏感肌なので効果の強い成分を普段使ってなくて（レチノールやビタミンCなどは使ってない）、ナイアシンアミドの穏やかな成分でも効果が分かりやすいのかなと思います。
もう一つは、敏感肌の人は肌が薄い可能性があり、その場合は少ない量でも効果が出やすいという話があるようです。
ガラクトミセス培養液の検証
こちらは関係ないだろうと思いつつ検証してみました。
100%の原液をそのまま使用。納豆のような発酵臭が少しあります。
こちらは特に荒れず大丈夫でした。でも少し乾燥します。
効果は、皮脂が抑制されて肌がペタペタしないのと、いつもより肌がモチモチしてツルツルすべすべです。保湿されてる感じはあるのに、皮脂があまり出ないせいか、口元のしわがくっきり出てしまいます。良いのか悪いのかよく分かりません。
今回は100%原液なので、薄めたらここまで効果も乾燥も出ないかもしれません。
ちなみに、ガラクトミセス培養液は、何を発酵するかで効果が異なるとか。
具体的な成分が不明なため、メーカーによって成分が違ったり割合が違うので、効果も副作用も変わってきます。このメーカーのは大丈夫だけど、あっちのメーカーのはダメなんてことがあるかもしれません。
また、肌が薄い人はガラクトミセス培養液は刺激になりやすいなんて話もあります。
敏感肌の人は要注意の成分ですね。
ちなみに、ナイアシンアミドとガラクトミセス培養液を混ぜて使ってみましたが、特に影響はありませんでした。
美容液の濃度を確認して使ってみた
前述のナイアシンアミド単体を二週間ほど検証した後に、美容液を1%弱に薄めて使ってみました。しかし、ニキビが出来てしまいました。（美容液のスポイト17滴で0.5g、1滴は0.03g）
ナイアシンアミド単体より、美容液の方がニキビが出やすくて不思議。
他の成分との相乗効果かもしれません。
ガラクトミセス培養液の成分の違い？
香料？（香料で刺激が出る人もいる）
何かが影響し合ってる可能性があります。
他のナイアシンアミド入りの化粧品を使ったら
たまたま買った化粧下地にナイアシンアミドが入っていてニキビが出てしまいました。
医薬部外品なので、多分2～3%くらい入っていると思われます。やはり、私は高濃度だとダメなようです。そこで、メーカー規定量よりかなり少ない量で使ったら大丈夫でした。
色んな化粧品にナイアシンアミドが入っているので注意が必要ですね。
ちなみにこの商品は、シワ改善効果を謳っている下地です。
ナイアシンアミドはシワにゆるく効果があって、効果が書いてあるということは医薬部外品レベルで入っているので、「シワ改善」のコピーはちょっと注意が必要だと感じました。
ナイアシンアミドの濃度と効果
ナイアシンアミドの効果は5%以上だと効果があるという論文があります（皮脂抑制は2%以上、ニキビへの効果は4%以上）。
私のように敏感肌で薄肌だと、薄い濃度でも効果が出るかもしれません。
ちなみにナイアシンアミドは、医薬部外品だと3%まで配合できますが、化粧品だとそれ以上も配合できます。医薬部外品グレードと化粧品グレードのどっちが濃いとは言えないんですね。
化粧品だと原材料表示が配合割合の多い順に並んでいるので、あるていど推測することはできます。原材料表示の最初の方だと多く配合されていて、後ろの方だとごく少量です。
医薬部外品は配合割合に関係なく原材料を表示できるので、どのくらいの割合なのかは分かりません。ただ、2～3%くらいでは？と言われているようです。
ナイアシンアミドが原因の場合の対処法
ナイアシンアミドの原因は以下のことが多いようです。
・乾燥して皮脂が沢山出てニキビが出る
・刺激で赤くなる
赤みが出る場合はすぐに使用を中止した方がいいようです。
また、他の化粧品との組み合わせで肌が荒れる場合もあるようです。
好転反応？
ニキビが出る場合の対処法は2つの意見がありました。
・好転反応なので薄い濃度で慣らしていく
・好転反応は無いからすぐに中止する
どちらを信じるかは、その人の体質によるのかなと思います。
私は薄い濃度で慣らしても、高濃度はダメでした。でも、1%未満なら大丈夫なので気を付けて使っています。
どうしてもナイアシンアミドを使いたい場合
・薄めて使う
・乾燥を防ぐために「保湿をしっかりする」「乾燥する部位に使わない」
・刺激を弱めるために「他の基礎化粧品を塗った後、最後に付ける」、油分でフタをした後だとそんなに浸透しないので刺激が少なくなる
ただし、症状が続くようならすぐに中止した方がいいです。症状が出れば出るほど治るのに時間がかかりますから。
まとめ
他の要因
食生活やホルモン周期の可能性はないか？
他の成分で怪しいものはないか？
濃度
薄めて低濃度から慣らしていく
他の化粧品に入っているナイアシンアミドで、総量が積み重なって高濃度になっていないか？
症状
赤みが出た場合は即中止
ニキビは自己責任で中止か様子を見る
好転反応は「ある」と言う人と、「無い」と言う人がいる