危険物 甲乙共通

【甲種・乙4】危険物で必要な算数と数学

2022-12-02

こんにちは。乙4と甲種・危険物に合格した主婦です(化学系卒)。

危険物の試験に「算数や数学がどこまで必要か」を書きますね。

危険物で使用する算数・数学

●乙4
・小学校の算数「小数、分数、パーセント」
・中学校の数学「指数、方程式、(比例式)」

●甲種
上記にプラスして、高校数学(数2)の「常用対数(log)」が必要です。pHの計算で使います。
※ logの計算は、甲種の「過去問集(公論出版)」が詳しく載っています

乙4


乙4は計算問題をやらなくても合格できると言われています。「物化」は10問のうち1~3問が計算問題だと言われており、計算問題をスルーしても6割以上を得点できます。その代わり、暗記をしっかりやる必要がありますが…。

ほかに計算があるのは「法令」で指定数量の計算があるくらいです。

個人的には参考書に載っている簡単な計算はできると安心かなと思います。難しい計算問題(モルの計算やヨウ素価など)はやらないほうが効率がいいです。

計算問題をどこまでやるかはいろいろな人が攻略法を書いているので参考にするといいです。

超初心者用の算数の基本

「小学校の算数の記憶があやしい」という人に向けて、「小数や分数」などの超基本を一覧で書き出してみました。よかったらこちらのページをご覧ください ↓

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ちょっとしたテクニック

計算するときに単位も一緒に計算すると、式の間違いを発見できます(求める単位と違ったら間違い)。

単位を一緒に計算

また、式すら思いつかないときは答えの単位から式を逆算すると偶然正解できる場合があります。

甲種

計算は必須です。

難しいのは常用対数(log)くらいです。といっても、logは基本レベルなので、理系だと簡単です。

文系だと人によりますが、もしlogを忘れているなら、やらなくていいんじゃないかと思います。

logを使うのはpHの計算だけです。pHの計算は濃度を出す手順でもいくつか覚えることがあり、1問に対して覚えることが多いです。

pHの計算問題がどのくらい出題されるかというと、「過去問集(公論出版)」には頻出マークがついていますが、「わかりやすい参考書(工藤本)」では頻出マークがついていません(まったく同じ問題です)。そんなことから、「頻出と頻出じゃない間」くらいの出題率だと思われます。

覚え直すのに時間をかけるなら、そのぶんほかの「暗記もの」や「計算」を1問でも多く覚えたほうが効率がいいです。

※ pHの知識のほうは覚えておいたほうがいいです

log の計算方法(甲種)

pHの勉強をしたときにまとめたメモです。危険物でつかうのはこのくらいです。

logの計算方法

危険物のpHの計算は「log2」と「log3」の数値が問題に書かれているので、式を「2」や「3」、基本の「10」の形にします。

pHの濃度で必要な要素

数学じゃないんですが、pHの計算問題で濃度を出すときに覚えることです。

pHの計算の濃度に関すること

OH-がでてきたときは「イオン積」や「中和の引き算」が必要で、濃度の単位に合わせて「リットル」に直す手順があります。

こんな感じで、pHを計算しようとすると覚えることが多いです。

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