こんにちは、乙4と甲種・危険物に合格した主婦です(化学系卒)。
完全燃焼の勉強をしたときにまとめた「命名法のメモ」を載せますね。化学を全部忘れていたので、一から勉強しなおしました。
完全燃焼の化学式は覚える
完全燃焼にでてくる化学式は有機化合物(炭素原子がメインの化合物)なので、有機化学で習う命名法であるていど覚えることができます。
覚え方は、基本の炭化水素「アルカン」(直鎖・単結合)を覚えて、そこから派生して覚えていきます。
「アルカン」 → 「アルコール」
「アルカン」 → 「アルケン」「アルキン」
「アルカン」 → 「 + 官能基」
私が勉強したときのメモ(2枚分)を載せますね。
※ レイアウトの都合で示性式と分子式が混ざっています(示性式・分子式の意味は最後に記載)
私のまとめメモ


↑ 命名法について、私がまとめたメモだとこんな感じです。なんとなくわかるでしょうか?
気体の「メタン、エタン、プロパン、ブタン、エチレン、アセチレン」は危険物ではありませんが、「物化」の問題にでてくるので覚えます。
「アルカン」の補足

メモに書いた「アルカン」は、危険物によくでてくる「Cが1~4個(メタン~ブタン)」までです。
それ以上(「Cが5個」以上)の「アルカン」はあまりでてきません。でてくるのは、甲種だと「性消」のほうでヘキサン(Cが6個)(4類の第一石油類)がでてくるくらいでしょうか。

※ 「ノルマル( n- と表記したりもする)」は直鎖(C がまっすぐ並んでるもの)
また、めったにない問題ですが(乙4の問題だと思う)、ガソリンの成分を問う問題でオクタン(Cが8個)の名前は見たことがあります。ガソリンの成分は「Cが4~10程度の炭化水素」なので、選択肢に「ガソリンはオクタンなどを成分とし…」みたいな文章を見かけました。車好きの人にはおなじみのオクタン価のオクタンです。
一応、Cが10個までのアルカンを書きますね。
「アルカン」
Cが 1個 メタン
Cが 2個 エタン
Cが 3個 プロパン
Cが 4個 ブタン
Cが 5個 ペンタン
Cが 6個 ヘキサン
Cが 7個 ヘプタン
Cが 8個 オクタン
Cが 9個 ノナン
Cが 10個 デカン
乙4の官能基の反応メモ
化学を全部忘れていたので、官能基の勉強のためにつくった図です。
私は図のほうが暗記できるので作ってよかったですが、別にこの図の必要がなく…。

化学式の補足
「~式」について
・示性式(官能基をまとめた形)(酢酸だと CH3COOH)
・分子式(酢酸だと C2H4O2)
・組成式(比率を表す)(酢酸だと CH2O)
・構造式(図)
「化学式」はこれらなどの総称です